旧前田家本邸

江戸時代に加賀百万石の栄華を誇った前田家の第十六代当主 前田利為侯爵が自邸として建てられたものです。
当時の華族の間で流行った洋館と和館を同時に保有する和洋館並列型住宅で、庭園とともに当時の状態が非常に良く残されています。
平成25年(2013年)に国の重要文化財に指定されました。

洋館

昭和4年(1929年)に竣工した地上3階地下1階鉄筋コンクリート造り。
駒場の田園風景に合わせ、英国貴族の館(カントリー・ハウス)に用いられたチューダー様式風のデザインでまとめられています。
内装も各部屋ごとに異なる意匠が凝らされ、見ごたえ十分。
当時「東洋一の邸宅」と謳われた豪壮で華麗な建築を堪能ください。

和館

昭和5年(1930年)に竣工した総檜造り二階建て。
複雑で巧妙な屋根構造が特徴で、二階の宝形造屋根に宝珠が乗った姿は銀閣寺に似ていると言われています。
そのほかにも各所に禅宗様寺院建築の意匠が取り入れられ、日本文化紹介を目的に建築されていることがうかがえます。
特に一階の格式高い書院造の御客間(二十一畳)は圧巻です。

館内写真(写真提供:東京都)

洋館1階 階段広間

洋館1階 大食堂

洋館1階 小食堂

 洋館2階 利為侯書斎 

 和館1階 御客間

 和館2階 御居間 

  和館2階 階段上広間

 洋館-和館渡り廊下